[最近の郵太郎] 2003/12/29
郵太郎の後ろのガラスに黒い板が貼られました。別の理由があるにせよ。これで郵太郎
がお尻をさらすことが無くなりました。自身のセクハラ問題で投稿したのではないのですが。
ちょっと表情が良くなった感じ。
[低床式バス]
交通バリアフリー法施行で低床式バスの普及が加速しています。通称ワンステップバスと
呼ばれ、市内バスはほとんどがそうなっているようです。角度が急で危険とまで呼ぶ人の
いるスロープ式よりは良いのかな。
これは高齢者、身体障害者向けの対応として賞賛すべきことです。ただ、少々不満に思う
部分があります。贅沢をいうならばその辺が将来改善に含まれてほしい。
その原因は基本構造まで変えずに低床式に対応したことによると思います。
1.今までバス乗車の楽しみとしていた高い視点の眺めが無くなった。
わざわざバスを利用したのに、隣あった自家用車のドライバーと視点の高さが
ほぼ同じなのは優越感が無くなり悲しい。窓の高さはあまり変わらないので
車イスの人が外の景色を十分楽しむまで至らず。
2.タイヤ上部など高めの席はあるのだが、そこに登るにはサルに等しい身のこなし
が求められる。実際に座っている人を見る皆の目がそれを語る。
3.大きな箱の底に座っている感じで気分が良くない。
地面が近いので走行ノイズで不安さえ感じる。
将来はタイヤ径も小さくて高さも低めの専用設計のバスができるかもしれません。
車内レイアウトがまったく変わる可能性もあるでしょう。今は移行時期ですね。
7月から9月のコラム
[踏み切りの警報機の音] 2003/9/15
北陸鉄道浅野川線の踏み切りはここ数年で新調されました。
以前は機械式で頭部に鈴がありカンカンと鳴らすものでした。
特に七ツ屋の踏み切りの機械は強く打ち鳴らすためにまるで首を振っているように
警報機が左右にゆれるおもしろさ。
それが電子式になってすかした音に変わりました。この音が表現しにくい。
「ファンファン」とでもいいますか。
昔はチンチン電車だったので、踏み切りの音もチンチンと言ってしまいます。
「踏み切りのチンチンと鳴るのが終わるまで待たんなんぞ」などと言う人間です。
一般的には踏み切りの音の表現はカンカンでしょう。
チンチン電車を知らない子供にチンチンは通用しない。変なおじさんと思われてしまう。
これに輪をかけるように今は「ファンファン」になった。
これはもっとヤバイ。「ファンファンじゃない。ホンホンやろ。」
「ちがうわい。ルンルンや」「やっぱフンフンじゃないが」
何を使っても子供からは頭のおかしなおじさんと思われるだろう。
しばらく警報機の音はアンタッチャブルにしとこう。
[中堅旅館の廃業] 2003/9/13
駅前の代表的な中堅旅館が営業停止すると報じられていました。
実は私の近所のホテルも営業を止めています。利家とまつブームがあった昨年の反動で
今年は予約が激減しているそう。
観光に関係するのはホテルや旅館だけではない。タクシー、バス、お土産屋さん、観光地
のレストランなど広いです。
今年は耐えねばならない年になっています。
利家とまつで蚊帳の外におかれた小松は、義経で安宅の関がとりあげられることを熱望
しているそうです。
実は今年の夏に義経ゆかりの鳴和の滝を見てきました。実物はこれが滝なの?というもの
でした。もしドラマでピックアップされたらどうするのかな。
[加賀白山そば] 2003/9/7
金沢駅構内で昔から立ち食いで営業しているそば屋さんがあります。
加賀白山そばといい薄味のだしのそばです。
こちらは株式会社油谷さんが経営していると伺っております。
増泉の辺でよく加賀白山そばと書いた車を見かけます。調べたら増泉に工場がありました。
ここからがお願いです。
昔、卯辰山に油谷牧場があった時に生産していた油谷牛乳のデザインを知りません。
ぜひ知りたい。また、油谷牧場跡にできた公園に残る倉は牧場のものだった教えられ
ました。その倉には前田の家紋がついています。この云われもぜひ知りたい。
どこかのメディアが何かのはずみで調べてくれたらとてもうれ
しいです。個人ではとてもできません。
[ノザワ時計店] 2003/8/22
堀川町の東大通り沿いのこの時計店は技術が高いと評判です。
外国の旅行者から感謝の手紙を送られて記事になったと覚えています。
私は電池交換をしてもらいにいきます。
この店ですが店内には店長の他に和服姿のおばあさんがいます。この方から昔の金沢の
ことばを聞くことができます。電池を交換している間、おばあさんと話しています。
この時突然動くものがあります。それはこちらの看板ネコ。
ショーケースからショーケースに飛び移るのです。
曲芸のようなことをする割りに恥ずかしがりな美しいネコです。
金沢駅前で滞在していて時計の調子が悪かったら頼りになるでしょう。
[白髭神社と持明院と妙蓮] 2003/8/2
金沢駅前の白髭神社(本町2-18-8)はもと別当真言宗持明院が奉仕し、明治元年
神仏混淆廃止の後、社寺の経界を立てたとまち博のサイトに紹介があります。
持明院はその近くの木の新保にありました。
これらはもともとひとつでしたが明治初年の神仏分離の法により隔てられました。
池も2つに分かれたのですが白髭神社の蓮は普通の蓮に変化しました。
昭和33年に金沢駅前広場拡張計画があり持明院では蓮池百坪を埋め、新しい池に
妙蓮を植えかえました。しかし蓮の様子が公害などで悪くなり昭和46年に神宮寺に
移ったのです。
「安江のねば土」と呼ばれるほど蓮に合ったどろ土でかつては金沢駅付近は沼地、湿地が
多くれんこん畑が広がっていたのですが開発により蓮も生きられないようになったようです。
以上のいきさつをここ1週間の間に知りました。
白髭神社は毎年みごとな花を咲かせる桜があります。知らなければ桜の神社で終わって
ました。
持明院では妙蓮の公開中です。蓮を見たあとで蓮のお茶をごちそうしてあたります。
おいしいので2杯飲みました。お乳の出の悪い母親に煎じて飲ませると良いそう。
[梅雨の思い出] 2003/7/16
梅雨というとゴミ袋を思い出します。鮮やかな青色のものです。
近所で犬を飼っている人が雨の日に散歩させる時、袋に穴を開けて犬にかぶせてました。
最初見た時はギョッとしました。ゴミ袋が浮んで漂っているようで不思議な風景でした。
あとで犬だとわかって安心しましたが、何度見ても慣れませんでした。
犬もよく嫌がらずにかぶっていたもんだと思います。
珍しいもののようで他で見たことはありません。
[信仰を持つということ] 2003/7/6
金沢駅周辺はいうまでもなく、北陸は真宗王国といわれるように教祖親鸞上人が始められ
蓮如上人がさらに広く深く浸透させた真宗の信者が多い。しかしながら坊主も職業となり
今では行事も形骸化が進み略式がとられることが増えたようです。
宗教については最初から単なる行事だと考えていて「あまり熱心にやらんとこ。ほどほどに
しとこ。何事もほどほどが一番や」と言う人が多い。
ちょっとでも熱心にしていると今度は「あの人は後生だのみや」などと言われます。北陸でも
そんな状況です。三昧という言葉が温泉三昧や買物三昧というように誤って使われること
があたりまえの時代ですから無理です。
金沢の高齢者は「信仰者」のみが持ち得る独特の雰囲気を漂わせていることが少なくない。
私のような若輩者の言葉で恐縮ですが「ぼろは着てても」で始まる歌のように錦のこころを
持ってられます。その人達がいなくなった時に私は金沢は変わってしまったと思うでしょう。
[タクシーの客待ちのありさま] 2003/7/3
タクシーの客待ちの列に乱れがおきてちらばり始め、その状況はひどくなるばかりです。
駅周辺のいろんな場所でタクシーが路上駐車して客待ちするようになってます。
まじめにに長い順番を待って客を乗せるべきかどうかは別にして、車線の途中にどっかと
停まっているので車の接触事故の危険度が増している。
接触しなくてもじゃまでしかたない。
ズルして客待ちの列に並ばずホテルの玄関前に停めて客待ちするタクシーをタクシー協会
は監視していないみたいなのでぜひ警察による指導を期待する。ホテルイン金沢の玄関前
にいるのが一番ひどい。
追記 周辺にパトロールらしき方を見かけました。さっそくの対応感謝します。
4月から6月のコラム
[ゲームコーナー] 2003/5/13
昭和40年後半は金沢にゲームコーナーが現われたころです。
金沢市民には卯辰山のヘルスセンターのゲームコーナーが最も親しいでしょう。年に1回は
行ってた場所です。その他にはどこがあったかなと思いかえすがあまり無かったはず。
それもそのはず、その時代は低学年児童がゲームコーナーに行くことはおろかゲームを
すること自体不良行為と思われてた。ゲームの映像と音が成長に悪いとか平然といわれた
時代です。ゲームコーナーの入口には必ず補導員がおり、はいる子供に何年生か、どこの
学校かと聞いてました。
駅前の別院通りにひとつゲームコーナーがありました。これが皮肉にも此花小学校の門前。
入口に補導員もいるのでとうとう一度もはいれずじまいでした。何故ならば、私はその前に
金沢ロキシーで中学生だけで映画観たことが見つかって学校で呼び出しをくらったので
おとなしくしてました。今はJR金沢駅内に広く明るいセガのゲームコーナーがある。
補導員の姿はない。
[ひまわりチェーンで芋を買う] 2003/4/2
ひまわりチェーンは金沢市近辺に展開する食品スーパーです。
わたしの家からは中島大橋の近くの店が最も近いです。
こちらの目玉は自家製惣菜と酒の安売りです。この地方では大変珍しいことに芋焼酎を
置いているので好きです。わたしは焼酎飲みで「いも」専門です。金沢では焼酎はお金の
無い人が飲む安いアルコールという意識がまだあり、肩身の狭い思いをします。
近所の酒屋で焼酎を買おうとしたら、主人にあんた、焼酎なんか飲むんかと言われました。
「なんか」です。
どこの酒屋も品揃えが限られ、麦主体であとは米か蕎麦くらいです。大きな量販店でも
麦主体で芋は見かけません。そんな中で芋が置いてある貴重な店なのです。
昨年末に何を思ったのかCLUBが本格焼酎を飲める店の特集をしました。こんなニッチな
企画は編集長本人が焼酎飲みでないと通らないでしょう。数ページでしたが金沢の街で
焼酎の飲める店がいくつか紹介されていました。これで少しはへんな目で見られなくなる
のでしょうか。
最後に芋好きな方に情報を。
東京の吉祥寺になるのですが、鹿児島の芋ばかり集め、くろぶたとさつま地鶏の料理を
出す店があります。「檀亭」と書き、まゆみていと読みます。吉祥寺の伊勢丹エフエフビル
の地下1階です。芋焼酎の全銘柄を飲むのにひと月では足りません。
夢に見た店です。℡0422-21-0386
ここのサイトありました。また行きたい。
※檀亭は2007年春に閉店した模様です。
1月から3月のコラム
[金沢駅近くの本屋さん] 2003/3/1
JR金沢駅構内には今はうつのみやが大型の店舗を出していますが、昔は個人経営の
小さな本屋が主流でした。
金沢ビルのナカニシ書店、別院通りの宮丸書店、駅西のハトヤ。
この3つが私の寄る本屋でした。私が子供の頃に怪人二十面相の文庫シリーズが人気
でした。このシリーズはかなりの人気で友だちと貸し借りをしていたほどです。新刊を買う
ためにこれら本屋を自転車でとび回った思い出があります。ちょうどコミックスの人気が
ではじめた頃でもあります。
郊外に本屋は無く、コンビニなど一軒も無い頃。私は近所の雑貨屋さんに少年サンデーの
定期購読を頼み、取り寄せてもらってました。貸し本屋があったのですが借りることは親に
禁止されてました。
宮丸書店はもちろん今は無き元祖の店です。小さな店舗は隙間にも小型本棚を設け、
お客は上下左右を見まわして本を探しました。今は本屋で首が疲れることはないのですが、
首が痛くなって休憩ということもありました。
紹介した3つの書店は時代の流れを受けました。特に宮丸書店は私が金沢を離れている
間に郊外にも展開し大型店舗経営を始めました。私は大型書店に便利さは感じません。
目のつけどころが見えない雑然とした並べ方が原因かもしれません。別院通りの元祖
宮丸書店は道路の反対に新店舗(ブック宮丸)が出来、昔の姿はもうありませんが、自分
の財布も持たぬ子供の頃に500円札をポケットに入れて買いに行ったことを思い出します。
[金沢駅の広場の改造] 2003/2/23
西口広場の改造の発表がありました。一番の問題はタクシー乗り場と一般駐車場の
レイアウトの改善。一般駐車場へたどりつくまでにタクシー乗り場を通る際に道を間違えた
と思う人が多いとのこと。2006年をめどに改善する。
市が東口の道沿いに作った用水もどきに水道水を流していたのを本当の用水の水に改める
という先の発表と同じで企画者の力量が問われる。
私は一般駐車場は小さくてすぐ満杯になるので使ったことはありません。いつも百番街の
駐車場に駐車しています。お役所が駐車場経営に乗り出して有料駐車場でなくてはなら
ないエリアを政治的に設定しているので駅前で展開し無料駐車場があたりまえの平和堂
などショッピングセンターがわざと旧市街と金沢駅周辺を避けた場所で営業しているよう
映る。
武蔵のダイエーは全国でも珍しい有料駐車場だ。観光で来て無料だと思って停めてお金
とられても憤慨されないように。
[浄水場のうしがえる] 2003/1/17
JR金沢駅を電車で通過する時に大きなクレーン2基が見えると思います。金沢駅北地区
の建物増加に対処するために増築されていると聞いてます。
この浄水場なんですが子供の頃はまわりに耕作をやめた田んぼがあり、かえるが卵を産む
のに絶好の池となってました。しかもなんとそこはうしがえるの産卵地になってました。
うしがえるってご存知ですか。捕まえたことあるでしょうか。
おたまじゃくしがとても大きいのです。15cmくらいはあります。
浅野川にはいってトタンや大きな容器をひっくり返すともくずがにや魚がいますがたまに
うしがえるが昼寝してます。このうしがえるを家に持って帰ったこと多々ありますが大抵
大騒ぎになります。結局また浅野川に戻します。
かえるの産卵地は今は公園になってしまいました。