金沢暮らし


金沢の暮らしのご紹介

つたなき分ご容赦下さい。

 

□生活一般

  

 1.住み場所

 

   場 所

   住めば都と言いますが、どつぼにはまるのは嫌なもの。

   金沢は平野は雪が少ないですが少し山の手に行くと結構な積雪があります。

   冷え込みも早い。軽い傾斜でも雪があると夏タイヤではすべって進みません。

   冬の事を考えて決めましょう。通勤路にはなるべく坂が無いルートを選びましょう。

   自分が万全の準備をしていてもまわりにまだ夏タイヤをしつこくはいている車が

   いたりします。そんな車は必ず坂でスタックします。住居の近くの道まで融雪装置が

   ついているかも大事です。金沢は交通渋滞が激しいです。土日の平穏な時でなく、

   通勤時間帯の様子も確認して決めましょう。

 

   住 居

   タイヤといいましたが雪国では交換があります。納屋の無いアパートでは交換した

   タイヤを置けません。毎回実家に持ち帰るのも悲しい。これもチェックしましょう。

   アパートなどは暖房装置が何なのかも確認しましょう。極寒時に寒過ぎてエアコンが

   全然きかないという悲劇はさけたいものです。

 

 2.金沢向けの車

   冬の事を考えると4WDが良い。山に行く用事がなければFFでも過ごせます。

   ただFFだと4WDよりどか雪が降った時に駐車場の出し入れで車の周囲の雪かきを

   する苦労が増える。けっこうな重労働です。

   本当の雪国では重量級の4WDより軽量の4WDのほうが実用的。スキー場へ行く

   道中で田んぼに落ちているのを見かけるのは重量級の4WD。金沢は道も狭く、

   駐車場もゆとりが少ないので小型が便利です。エアロを装備して車高を低くした車は

   ひと冬を越すとエアロパーツが雪とこすれて傷だらけになります。

   あと、金沢の街中を走るならノーズの長くない車が良いです。ソアラとかは左右確認

   しようとしてうっかり道にはみだして通行をさまたげる。

 

 3.履物

   ブーツぶつくさ話(完全版)

 

   ブーツはどんこと同じくらい冬の生活の必需品です。このブーツですがあまり凝った

   商品は見かけない。素材はゴム主体と皮主体のものに分かれます。皮主体の

   ブーツは革靴の背を高くしたものです。ゴム主体のブーツに比べると完全防水とは

   いきません。

   ゴム主体のブーツは長靴と同じ作り方なので完全防水になっています。ただし長靴と

   同様に型でプレスした構造なので少し上品にデザインはしていても大量生産品とい

   う印象はぬぐえません。

   こちらでは見かけより実用性なので高級な皮製品はよそいきに所有するくらい。

   ふだんはゴムのブーツや長靴を履きます。フィット感の点ではスノトレも選択のひとつ

   ですが、履いたりぬいだりに手間がかかる上にデザインが小学生受けするのもの

   しかなくあまり見ません。

   ブーツや長靴は完全防水はあたりまえなのでこれからは歩きやすさもポイントとなる

   でしょう。歩いていてくつしたがだんだんとずりさがってくることがあります。少し

   歩いてはくつしたを引っ張ってずりあげないといけない。この悩みの人は多いでしょう。

   あと、ゴム主体のブーツは自動車を運転していて温風を下側から出している

   とブーツが熱せられてまもなくして車内がゴム臭で充満してしまう。これが耐えがたい

   欠点です。あと気をつけるのは底の固いものを避けること。

   底が固いと衝撃が足の腱に直接ダメージを与えます。

   筋肉のようにすぐ痛みがこないので痛みが生じた時は手遅れになりがちです。

   スキーで腱を痛めたことのある人はこの意味がわかると思います。腱の痛みは格別です。

   冬はかなりの距離をブーツで歩いてしまう季節なので健康にも配慮したいものです。

   製造メーカーがこのあたりをうまくフォローして改善のすすんだ商品をだしてもらいたい。

   それまでは金沢市民は皮製とゴム製のブーツそして丈の高い長靴を状況に合

   わせて使い分ける生活が続きます。

 

□交通問題

 

 1.金沢の道をおぼえる

   まず地図があっても迷うでしょう。まっすぐな道は無いし、住人に道を聞いても道なりに

   行くことをまっすぐと表現するので不安です。自動車にナビがあれば少しましでしょう。

   乗る前に地図を見て頭にたたきこむ。それもいいですが時々一方通行で取締りしてます。

   ひょろひょろといって捕まったら気持ちが沈みます。自転車で走りまわったり歩いたり

   して道をおぼえるのが良い。交差点の道路標識は地名を知ってないとわかりません。

   この先富山のようなおおざっぱな表現も多く、参考にしにくい。標識はあくまで目印とし、

   道のつながりを覚えましょう。

 

 2.危険を回避する

   [通 年]

   金沢近辺の運転者の危険行為を紹介します。

   まず方向指示器を正しく使う人がかなり少ない。交差点で停車していて曲がる時は

   まず方向指示を出していますが、走行中に車線を変える時に方向指示を出す人は半分

   もいません。方向指示を出す人の中には隣車線に侵入してから出す人も多く、予告の

   意味がありません。これには転勤してきた人があきれています。この原因に

   ついてはここでは追求しません。

   回避の秘訣は、

    ・車線変更で方向指示が出る前提をまず頭から無くす。

    ・右折や左折が詰まった時は必ず後続の車が車線を変えてくると予測して運転する。

    ・車1台分でも車間があいたら横からはいられる事を覚悟して運転する。

    ・車のおしりを少しでもフラフラさせている車はいきなり車線を変更してくる可能性が

     あり注意する。

   タクシーなど真横からすぐ前につけてきたりします。そんな位置関係では指示器を出して

   も見えません。指示は出さなくてもサンキューの点滅は出たりして変です。こんな中で

   私は正しく方向指示を出し安全運転?をしています。

 

   石川県警察のサイトに交通マナーのアンケート結果が

   載ってます。参考にしてください。

 

   [冬 季]

   初冬は雪よりあられが降ります。あられは雪と比べてとけにくいため激しく降るとものの

   数分で積もります。これがスリップ事故の原因となります。

   降り方は雲の流れる向きによるので山の一方では何も降らないが反対側は真っ白な

   世界だったりします。北陸の高速道路を走っていてトンネルから出たとたんにあられ

   の海にでくわすのは珍しくありません。福井の今庄あたりは特に要注意です。

 

   雪が降った場合に気をつけることをあげてみます。

   前を走っている車がちゃんと屋根雪をはらってあるかはとても重要です。

   走り出して10分もたつと車の屋根も温まり雪がずれやすくなります。横断歩道や渋滞で

   停車するために強めにブレーキをかけたとたんに雪がなだれのようにフロント

   めがけてくずれ落ちます。ドライバーは一瞬前が見えなくなり急ブレーキをかけます。

   このような不用意な人は少ないだろうと思いますが実際はけっこういます。

   わざと交差点に雪を落すためにしているのではと疑いたくなるほどです。

   交差点で曲がったときの外向けの力を利用して振り落とすつわ者もいます。

   屋根雪をはらっていないということは車の側面の雪もはらっておらず、視界が悪いまま

   無理矢理運転している訳で近づかないほうが安心です。

   雪が降る前に屋根にワックスをかけておき、雪がすぐふり落ちるようにする小技もあります。

 

□防災問題

 

 1.火災

   あまり触れられない事ですが、金沢市内は昔大火にみまわれて数百軒が焼失して

   います。あれから何が変わったかというと消防車の性能とかはあがったでしょうが

   町並みはほぼ同じ。防火壁をめぐらしたりはしてません。

   乾燥に大風があわさると今だに要注意です。

 

     金沢市消防本部 火災情報を提供中

 

 2.台風

   石川県は台風については日本でも幸運な位置にいます。

   大型が上陸してもこちらにくる頃には弱まります。

   時計と反対まわりに風がまうので雨雲も太平洋側にまず雨を降らせます。

 

 3.雨と風

   台風の害は少ないのですが、春と秋の前線の移動の際の雨はけっこう降ります。

   から梅雨はあまり無い。

   雨量には気をつける必要があります。前線が通過する時に突風もふきます。

   我家ではパーフェクTVのアンテナを立ててます。これが雨雲に敏感です。

   電波を弱めるほどの厚い雲になり画面が乱れてから10分ほどして大雨が降ります。

   前線が近づく前は白山越しの風が吹きフェーンで温度が上がり一時的に良い天気になる。

   この時に油断して洗濯物を干したままとか窓を開けたまま出かけないよう注意する。

 

 4.地震

   金沢は地震が少ないです。しかし、昔活動した断層見つかっておりエネルギーが

   たまっている可能性は否定できません。注意しましょう。

 

     京大地震研の速報ページ

 

 5.落雷

   金沢の雷発生数は日本一です。一般に雷は夏に積乱雲の発達により発生します。

   故に夏のものです。もちろん金沢でもそのような雷は発生しますが、こちらでは

   冬の発生数がだんとつに多いです。

   雷が冬をつれてくると言われるように、まず雷が鳴ってからあられが降ったり雪が

   降ります。数も数発鳴っておさまるケースは少なく、30分ほど鳴りっぱなしも

   珍しくありません。

   昔は雷が鳴ると必ず停電していたものですが、最近は停電しなくなりました。

   そんな訳で重大な被害は少なくなってます。つけ加えるなら落雷による有線電話や

   パソコンの故障が多いです。雷がゴロゴロ鳴り始めたら電話線をはずしたりコンセント

   を抜くことが奨められています。

 

 6.花粉

   日本海に低気圧がはいり、それにむけて太平洋側から山越えの南風が吹くと花粉が

   多くなります。平地よりも山に近い場所が当然花粉は多いです。

 

 7.防災リンク

   防災コーナーを参照ください。